
日本では古くから蕎麦が食用にされていましたが、現在の蕎麦切りの形が生まれたのは16世紀、それが庶民に広まったのは18世紀と比較的新しい時代に入ってからのことでした。
蕎麦切りが広まってからは、そば粉の味や風味を生かした十割蕎麦をはじめ、小麦粉を加えてのどごしを良くした二八蕎麦、独特な風味の茶蕎麦が誕生し、長芋をつなぎにしたものも流通しています。
つなぎを使わない方が美味しいという考え方もありますが、つなぎによって個性が生まれる事も事実です。
剥ぎ木でつくられた『へぎ』というせいろに入った状態で提供されるへぎそばは、からむし織でふのりを使っていた魚沼地域、特に現在の新潟県小千谷市周辺で誕生した名産品です。
その特徴はふのりをつなぎに使ったことで生まれたのどごしの良さで、他にない食感が楽しめます。
また、薬味にからしとワサビを添えるのも特徴で、これは魚沼地域がワサビの産地ではなかったことの名残です。
地域の歴史が詰まったへぎそばを楽しむなら、創業90年を超える老舗『わたや』を訪ねてみるのもよいでしょう。
小千谷市に2店舗を構えるこちらのお店では店舗での提供のほか、オンラインショップも展開されており、打ちたての生麺が販売されています。
その他にも日持ちする冷凍タイプやギフトにも便利な乾麺、専用のつゆにくわえ、小千谷市産の青唐辛子『かぐら南蛮』を使った優しい辛みが特徴の『みどりのラー油』も同時に購入できます。